造園家坂井さんの庭造り

2021.1.27

12月に、造園作業の大先輩である造園家坂井さんの現場作業に、すこっぷも参加して参りました。

今回の施主様は今後ご自宅でのワークスタイルへ移行されることなどから居心地の良い自然風なお庭をご所望。

坂井さんのコンセプトとぴったりです。
図面を見たすこっぷメンバーも、実際にどうこのお庭が変化してゆくのかわくわくでした。

石屋さんのそりで枕木を運搬。1本70㎏(汗)

まだ作業途中ですが、空間に広がりが生まれました。

施主様は「枕木と石は水をまくとピカピカ光り、味わい良く、思いのほか散水が楽しい♪」との事。


新緑から小花の開花、じきに朱色の実をつけ、肌寒くなった頃には紅葉、足元にはひかえめに彩る山野草 と通年目を楽しませてくれる事でしょう。   

「今でも完璧な庭なのに、この後はどうなっていくのか!」完成前日から嬉しそうにお話されていた施主様。  

現場作業をさせて頂いたすこっぷメンバーも、実際にどうこのお庭が変化してゆくのかわくわくでした。                                                                                              

しかし、「造園は最後まで見ないと分からないよ」と笑顔の坂井さん。
仕上げに入ると、まるでお庭の神様が降って来ているような集中力と気迫です。
夕暮れ迫る最後、キャンバスに一筆描き足すように、石や苔が配置されると上質な庭園の風情、別世界に。

施主様は 「図面から想像していたものの、何十倍も素晴らしい!!完璧です」と何度もお話されておりました。

「(最初の予算とは違ったけれど、) いいものに投資ですよね・・。」
    ええ、新築+造園ともなれば、お財布締めたくなる状況です。
「でも、これで良かった。」
そう言わしめる坂井さんの造園歴43年の確かな技術、美しさへのこだわり、 坂井さんと施主様のより良いものへの追求というコラボでした。

ちょっと昔までは施主様と庭師の親方とで、意見をダイナミックに交わしながら美しい庭園を造る名残があったとか。

しかしながら、昨今では都市部における土地の高騰と庭の縮小化、体力の低下や多忙な日常、流行りの変化など、とにかく様々な事情から庭の管理を軽減するニーズが主流です。

除草や落ち葉掃除、庭木の定期的な管理に手がかからない事は助かります。
本当にそうなのですが、常緑オンリーの植栽の中、小さくても一か所でも紅葉する箇所があるとちょっと違いませんか?

都心部、炎天下夏場の剪定作業では、建物が低木でも囲まれているとやはり涼しさを感じます。

除草作業は、面倒・疲れる・孤独な面も正直あるのですが、無心になったり、いつの間にか筋トレになっていたりもします。「昔は心が疲れたら、草でもむしってなさい。と言ったのよ。」と義母の言う通り⁈すこっぷメンバーは年齢関係なく、皆はつらつしています。

話は戻りますが、
自然を重視したい!
日本の四季が好き!
古くから伝わるしっかりとした造園の技術を持って自然を愛する坂井さんの庭造りが気になる!
お庭を通して、自分が快適な毎日過ごしたい!
と思われた方は、坂井さんと私達すこっぷで庭造りのご提案をいたしますので、是非ご連絡下さい。(田)
                                                                    

【参考】O邸 造園施工:240万